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概要
モータ音の音声を正弦波の組み合わせで再現するアプリです。
- 2022-04-01
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Version 0.1
試験公開
更新履歴
動作環境
Microsoft .NET Framework Version 3.5がインストールされているWindows上で動作します。
使い方
各パラメータを適宜変更した後、「音声再生」ボタンを押すと、正弦波の合成によるモータ音音声の生成を行い、その再生を行います。直ちに再生を中止するには、「音声停止」ボタンをクリックします。音声を保存するには、「音声保存」ボタンをクリックしてください。
機能説明
歯数の合計値を固定
これにチェックを入れた場合、大歯車歯数と小歯車歯数の和が同一の値となるように、片方の値の変更時にもう片方の値も同時に変更されます。この機能は、例えば複数の歯数比の異なる国鉄型車両のモータ音の再現時に便利です。
磁励音係数
デフォルトの「42」は、MT54やMT61などの再現に適しています。4極誘導モータ搭載車両の中高速域の音を再現したい場合は、「すべり」を考慮し、加速時は12よりも少し大きい値(例えば12.3)、減速時は12よりも少し小さい値(例えば11.7)とします。
加速度
負の値を指定することで、減速音の再現も可能です。
音声再生
指定された速度から、指定された秒数の間、指定された加速度に従って速度を変化させながら、モータ音の波形データを生成し、その再生を開始します。各パラメータの変更はリアルタイムでは反映されないことに注意してください。
音声停止
モータ音の再生を途中でとりやめます。
音声保存
生成したモータ音の波形データを、WAVファイルとして任意の場所に保存します。サンプリング周波数は44100Hz、量子化ビット数は16で固定です。
マスタ音量
歯車噛み合い音、モータ冷却音、磁励音の音量を個別に設定することができます。
歯車噛み合い音側波
ここでは歯車噛み合い音と、その側波の音量を個別に設定することができます。「0」の下のスライダーでは、歯車噛み合い音そのものの音量を設定できます。それ以降は、歯車噛み合い音の側波の音量を設定できます。
可撓板接手(TDカルダン・中空軸平行カルダン)の場合、速度域にもよりますが側波がはっきりと表れます(下図参照)。一方、歯車継手(WNカルダン)の場合、側波は目立ちません。
モータ冷却音
モータ冷却音の各周波数成分の音量を個別に設定することができます。スライダーの上の数値をモータの回転周波数に掛けた値が、当該成分の周波数となります。
「12」と「24」のスライダーは、はいわゆる「外扇形」のモータ冷却音の高音部分の再現に使用することを想定しています。