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概要
BVEでシミュレートした各種車両状態をcsv形式のログデータとして出力します。単にアドオン作成の補助だけでなく、運転曲線の作成などに応用可能です。
ソースコードを添付していますので、ATSプラグインの作成の参考にしてみてください。
- 2020-10-14
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BVE6向け64bit版の追加
- 2015-09-19
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公開
更新履歴
動作環境
当プラグインの動作にランタイムは不要です。
導入
BVE4/5にて利用する場合はx86フォルダ内の32ビット版DLLファイルを、BVE6にて利用する場合はx64フォルダ内の64bit版DLLファイルをご利用ください。
当プラグインはログ出力のみの機能を備えています。Rock_On様作成のDetailManagerを利用すれば、他のATSプラグインと組み合わせて使用することも可能です。他のATSプラグインと組み合わせる場合、定速制御を行うプラグインの前に読み込まれるよう設定してください。
使い方
当プラグインを組み込むと、運転開始時にログの記録を自動的に開始します。運転を終了するか、再読み込みを行うとプラグインが存在するフォルダにcsv形式のログファイルが出力されます。ログファイルのファイル名には、プラグインが読み込まれたときのタイムスタンプが付加されます。
現在時刻情報を時分秒の形式でログを出力した場合、表計算ソフトで正常に表示するためにはセルの書式設定を変更する必要があります。Excelの場合においては、セルを右クリックして「セルの書式設定(E)...」を選択し、「表示形式」タブの「分類(C)」でユーザー定義を選択します。種類(T)に「hh:mm:ss.000」の文字列を入力することによりミリ秒も含めて正常に表示されるようになります。他の表計算ソフトでも同様に上記文字列をユーザー定義書式として設定するとよいでしょう。
カスタマイズ
ini形式とcsv形式の二つの設定ファイルにより、ログ出力の挙動をカスタマイズすることができます。設定ファイルのファイル名はそれぞれ「DLLのファイル名.ini」「DLLのファイル名.csv」としてください。
ini形式
プラグインの挙動を設定します。
Frameセクション
キー | 値のタイプ | デフォルト値 | 設定内容 |
---|---|---|---|
Skip | int(整数) |
60 | 何フレームに一回ログを出力するかを設定します。 1で毎フレーム出力、60で1秒ごとにログを出力します(60fpsの場合)。 |
csv形式
ログファイルに出力される情報の種類と並び順を設定します。一列目に各車両状態に対応した文字列インデックスを、二列目にはログファイルの一行目にヘッダとして表示する文字列を記述します。文字コードはShift-JIS(ANSI)に設定してください。
文字列インデックスと各車両状態の対応は以下の表の通りです。
文字列 | 対応する情報 |
---|---|
LOCATION | 距離 |
SPEED | 速度 |
TIME | 時間(ミリ秒) |
TIME_HHMMSS | 時間(時分秒) |
BC | ブレーキシリンダ圧 |
MR | 元空気溜め圧 |
ER | 釣合空気溜め圧 |
BP | ブレーキ管圧 |
SAP | 直通管圧 |
CURRENT | 電流 |
ACCELERATION | 加速度 |
POWER | 力行/抑速ノッチ |
BRAKE | ブレーキ |
REVERSER | レバーサ |
SIGNAL | 信号現示 |
PILOTLAMP | 戸閉め灯 |
BEACON_TYPE | 地上子種別 |
BEACON_SIGNAL | 地上子対セクション信号 |
BEACON_DISTANCE | 地上子対セクション距離 |
BEACON_OPTIONAL | 地上子に送る任意の数値 |