JR E127系 車両アドオンデータ

公開

E127系アドオンサンプル画像

>>Download (2014-01-27 公開, 23.6MiB/24,844,326bytes)

※ Bve trainsim 5.4 以降に対応したアドオンデータです。

バージョン5.5以降ではBVE本体の仕様変更により、モータ音の聞こえ方がわずかに不自然になります。

概要

 BVE5専用のE127系車両アドオンです。現在では0番台のみの再現です。

 走行音の種類不足など至らない部分もまだ多いですが、今後の更新にて拡充していく予定です。

指定路線

 現在、この車両アドオンを指定されている路線アドオンはありません。各自で好きな路線のシナリオファイルを書き換えて使用してください。

運転操作

 保安装置はATS-Snのみの再現となっています。ATS周りはBVE2/4に準じた操作です。

ATS

 前方の信号が停止現示の場合、数百メートル前に設置されている信号に対応する地上子を超えるとベルが鳴ります。ベルが鳴ってから5秒以内にブレーキを込めてからATS確認スイッチ(デフォルトではSpaceキー)を扱い、ATS確認作業を行ってください。ベルが鳴ってから5秒が経過すると非常ブレーキが作動します。

 ATS確認扱いをしても警報持続チャイムが鳴り続けますが、これは列車が完全に停車するか、前方の信号現示が停止以外に変化するまで止めてはいけません(デフォルトではInsertキーで止まります)。また、停止信号直近の即時停止地上子を通過した場合は即非常ブレーキが作動します。

EB

 15km/h以上で列車が動いている場合において、1分間運転操作を行わないとブザーが鳴ります。5秒以内にEBリセットスイッチ(デフォルトではDeleteキー)、もしくはマスコンハンドルや警笛を取り扱ってリセットしてください。ブザーが鳴ってから何もせずに5秒が経過すると非常ブレーキが作動します。

復帰

 ATSやEBによる非常ブレーキが作動した場合、非常ブレーキに入れた状態で復帰ボタン(デフォルトではHomeキー)を取り扱うことで、ATSの動作を解除することができます。

その他

 力行中に定速運転キー(デフォルトではBackSpace)キーを扱うことで、上り勾配で速度を一定に保つ定速運転機能が使用できます。また、下り勾配中にマスコンハンドルを「抑速」(画面上の表示はH)に入れることで速度を一定に保つ抑速ブレーキが使用できます。

 保安装置4(B2)キー(デフォルトはEndキー)を押している間、ブザーを鳴らすことができます。

走行音(Run)インデックス仕様

 走行音インデックスは、Rock_On様作成のJR車両パックの設定に準じています。

インデックス 走行音タイプ
0 バラスト軌道・ロングレール
2 橋梁・25mレール
4 バラスト軌道・25mレール

各Vehicle.txt仕様

 現在は0番台・2両編成のみの再現です。

Scenariosフォルダからの相対パス 再現している編成
bvews\jre127\Vehicle_1M1T_0.txt 0番台・2両編成・Mc先頭

ATSプラグイン仕様

 保安装置部にはサンプルソースをそのまま採用しており、BVE標準仕様のATS-Snに対応しています。路線データへの地上子の置き方などの保安装置部の詳細仕様はConverter 付属の Ats1.dll, Ats2.dll : Bve trainsim 開発ノートをご参照ください。

データ作成者

 ATSプラグインのソースの一部はmackoy様が制作されたデータです。それ以外のデータは、BVE Workshopが作成したものです。

更新履歴

2014-01-27
公開

実車について

 新潟県・長野県内に残存していた普通列車用の急行型電車淘汰用に投入された車両です。先輩格に当たる107系では走行機器を中心に廃車発生品の流用が行われていましたが、こちらは完全新製車となっています。ワンマン運転に対応し、最短2両、最長6両編成で使用されています。

 制御装置は、JRでは珍しい東洋電機製のGTO-VVVFインバータとなっているのが特徴です。この制御装置は、回生電圧が一定値を超えそうな場合において、チョッパ装置を用いて超過分の電力のみを抵抗器に分散させて消費させるようにした回生・発電のブレンディング方式の電気ブレーキを備えていることが特筆されます。

 0番台は新潟県内で使用されており、日中はワンマン2両編成で新潟駅の近郊輸送に使用され、朝夕のラッシュ時には6両編成を組成して長岡駅・吉田駅・村上駅まで運用されています。100番台は長野県内で使用されており、現在では大糸線・篠ノ井線・中央本線辰野支線を中心に運用され、中央本線の茅野駅までの運用もあります。

 歯数比は種車の4.21から5.60に変更され、モータ音は元の急行型車両とはまったく異なるものとなっています。制御装置は1M方式国鉄新性能電車の105系に起源を持つCS54B(力行ノッチ数:直列8段・界磁弱め4段/発電ブレーキノッチ数:直列13段)を採用しており、ノッチ数が少ないことによる進段時の衝撃が大きいこともこの車両の特筆すべき挙動です。