JR 107系 車両アドオンデータ

公開、 更新

107系アドオンサンプル画像

>>Download (2013-10-14 更新, 7.99MiB/8,382,825bytes)

※ Bve trainsim 5.4 以降に対応したアドオンデータです。

概要

 以前BVE2対応で制作し塩漬け状態となっていたアドオンデータをコンバータでBVE5用に変換し、ひとまず性能関連をBVE5の仕様に対応させたものです。また、運転台の表示器の挙動もATSプラグインにより一部再現しました。107系の仕様は0番台と100番台とで微妙に異なりますが、現段階では100番台のみの再現としています。昔の制作物のためサウンドと運転台パネルの質はあまり良くありませんが、今後全面的に刷新する予定です。

 一部のサウンドが無いのは現時点では仕様です。ご了承ください。

指定路線

 現在、この車両アドオンを指定されている路線アドオンはありません。各自で好きな路線のシナリオファイルを書き換えて使用してください。

運転操作

 ATS関連の操作はBVEの標準操作に準じています(Space : ATS確認、Insert : 警報持続、Home : 復帰)。

 この車両は、ある程度の速度以上でマスコンハンドルを逆方向に回すと抑速(発電)ブレーキが作動します。連続した下り勾配のある箇所では、抑速ブレーキをメインで使用して速度調整を行います。

走行音(Run)インデックス仕様

 走行音インデックスは、Rock_On様作成のJR車両パックの設定に準じています。

インデックス 走行音タイプ
0 バラスト軌道・ロングレール
1 スラブ軌道・ロングレール
2 橋梁・25mレール
3 橋梁・25mレール(トンネル代用)
4 バラスト軌道・25mレール

各Vehicle.txt仕様

 現在再現している形態差は、編成長の違いのみです。

Scenariosフォルダからの相対パス 再現している編成
bvews\jr107\Vehicle_1M1T_100.txt 100番台・2両編成・Mc先頭
bvews\jr107\Vehicle_2M2T_100.txt 100番台・4両編成・Mc先頭
bvews\jr107\Vehicle_3M3T_100.txt 100番台・6両編成・Mc先頭

ATSプラグイン仕様

 保安装置部にはサンプルソースをそのまま採用しており、BVE標準仕様のATS-SnとATS-Pに対応しています。路線データへの地上子の置き方などの保安装置部の詳細仕様はConverter 付属の Ats1.dll, Ats2.dll : Bve trainsim 開発ノートをご参照ください。なお、ATS関連の表示灯の挙動は現在再現しておりません。これは今後運転台パネルの画像更新時に実装予定です。

 また、保安装置用の「0」キーを押すことにより、耐雪ブレーキランプが点灯します。ただしダミーであり、挙動の変化はありません。

データ作成者

 指針画像の一部(speed.bmp, prs_low.bmp, prs_up.bmp, sec.bmp, min.bmp, hour.bmp)と、ATSプラグインのソースの一部はmackoy様が制作されたデータです。それ以外のデータは、BVE Workshopが作成したものです。

更新履歴

2013-10-14
モータ音と性能更新、Readme追加
2013-10-07
公開

実車について

 急行型車両を普通車化して運行していた、群馬・栃木のローカル線の輸送効率化を図るため登場した車両です。従来の165系の2扉クロスシート・3両編成を、3扉ロングシート・2両編成へと置き換えています。JR東日本の初の自社形式で、製造コスト削減のため台車・クハの空調・MG・CPなどに165系からの廃車発生品が流用されています。後に同形態の形式として701系、E127系も登場しましたが、こちらは107系と違い、完全新造とされました。107系はまず0番台が日光線に、そのあと耐雪ブレーキの付加や横軽通過に対応した100番台が群馬ローカル向けに導入されました。0番台の車両は全廃されており、現存しません。

 歯数比は種車の4.21から5.60に変更され、モータ音は元の急行型車両とはまったく異なるものとなっています。制御装置は1M方式国鉄新性能電車の105系に起源を持つCS54B(力行ノッチ数:直列8段・界磁弱め4段/発電ブレーキノッチ数:直列13段)を採用しており、ノッチ数が少ないことによる進段時の衝撃が大きいこともこの車両の特筆すべき挙動です。